教員紹介Researcher

教授内海 俊樹

Toshiki Uchiumi

専門分野

  • 植物微生物相互作用
  • 微生物学
  • 分子生物学
  • 植物生理学

メッセージ

 人類は、石油や天然ガスを大量に消費して窒素肥料を合成し、農・蓄産物の生産に使用しています。つまり、人類の「食」は石油に依存しているのです。このままでは、食糧不足は必至です。生活が便利になり、いろいろな病気を治せても、最後は食糧の奪い合いという結末は、あまりにも悲しくないでしょうか。これからの人類の「食」を支えてくれるのは、植物と微生物の共生です。その仕組みを分子や遺伝子のレベルで理解して、窒素肥料をあまり必要とせず、生産性も高い農業システムの構築に貢献したいと考えています。

研究一直線 植物と微生物の共生の謎に迫る

担当講義

  • 生物学概論
  • 分子・細胞生物学基礎
  • 分子生物学Ⅰ
  • 微生物学
  • 現代生物学
  • 理学とキャリアを考える
  • 理科教材研究法Ⅱ
  • 生物学実験
  • 分子細胞生理学実験Ⅰ
  • 分子細胞生理学実験Ⅱ

研究内容

 ダイズに代表されるマメ科植物は、根にコブ(根粒)を形成し、その内部に根粒菌を住まわせます。根粒内の根粒菌は、マメ科植物から受け取ったエネルギー源を使って空気中の窒素ガスを窒素養分へと変換し、マメ科植物へ供給します。これを共生窒素固定といいます。これまでに、植物ヘモグロビンの機能を活用して、窒素固定活性が高く、冠水にも強い根粒を着生するマメ科植物を開発しました。また、マメ科植物は、小さなタンパク質を使って、根粒内の根粒菌を窒素固定に専念させていることを明らかにしました。

主な著書・論文など

区分 共著
著書・論文名等/Ectopic or over-expression of class 1 phytoglobin genes confers flooding tolerance to the root nodules of Lotus japonicus by scavenging nitric oxide.
掲載誌・発行所等/Antioxidants, 8, 206.
発行年月/2019年7月

区分 共著
著書・論文名等/Antimicrobial activities of cysteine-rich peptides specific to bacteriocytes of the pea aphid Acyrthosiphon pisum.
掲載誌・発行所等/Microbes and Environments, 34, 155-160.
発行年月/2019年6月

区分 共著
著書・論文名等/Hemoglobin LjGlb1-1 is involved in nodulation and regulates nitric oxide level in the Lotus-Mesorhizobium symbiosis.
掲載誌・発行所等/Journal of Experimental Botany, 67, 5275-5283.
発行年月/2015年2月

区分 共著
著書・論文名等/Plant peptides govern terminal differentiation of bacteria in symbiosis.
掲載誌・発行所等/Science, 327, 1122-1126.
発行年月/2010年2月

区分 共著
著書・論文名等/Overexpression of class 1 plant hemoglobin genes enhances symbiotic nitrogen fixation activity between Mesorhizobium loti and Lotus japonicus.
掲載誌・発行所等/The Plant Journal, 57, 254-263.
発行年月/2009年1月

所属学会

・日本植物学会
・日本植物生理学会
・九州沖縄植物学会
・植物微生物研究会
・International Society of Molecular Plant-Microbe Interactions

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