教授中尾 茂
Shigeru Nakao
専門分野
私は地震や火山活動に伴う地表の変動を使って、どんな断層で地震が起こったか、火山の山体膨張の原因は何かなど、地下で起こっている現象を明らかにしようとしています。火山は日本列島のあちこちにあり、また、地震を起こす断層は地表に現れていないものを考えると非常にたくさんあると考えます。しかし、火山活動や地震の発生について解決しないといけないことがまだまだたくさんあります。ぜひ、私たちと一緒に地球の現象をきちんと観測して、未解決問題を一緒に解決しませんか?
ホームページへGNSSや干渉SAR画像を使って地殻変動を観測し、研究しています。霧島では2011年の新燃岳噴火前から独自に観測を開始し、噴火直後に他大学との共同観測を開始し、噴火前、噴火時、噴火後の地殻変動を観測し、その原因として新燃岳北東の地下約8㎞の場所で膨張、収縮、膨張が起こっていたことを明らかにしました。2016年の熊本地震では、地震後の余効変動を観測するため、全国の大学と共同で観測網を構築し、余効変動が地震後3年たっても継続していることを見出しました。
区分 共著/Yakiwara, H., Hirano, S., Yamashita, Y., Shimizu, H., Uchida, K., Umakoshi, K., Nakahigashi, K., Miyamachi, H., Yagi, M., Kanehara, H., and Nakao, S
著書・論文名等/Seismic observations using ocean bottom seismometers around Kuchierabujima Volcano
掲載誌・発行所等/Jour. Natural Disaster Sci.
発行年月/2017年6月
区分 共著/S. Matsumoto, S. Nakao, T. Ohkura, M. Miyazaki, H. Shimizu, Y. Abe, H. Inoue, M. Nakamoto, S. Yoshikawa and Y. Yamashita
著書・論文名等/Spatial heterogeneities in tectonic stress in Kyushu, Japan and their relation to a major shear zone
掲載誌・発行所等/Earth, Planets and Space
発行年月/2015年10月
区分 共著/S. Nakao, Y. Morita, H. Yakiwara, J. Oikawa, H. Ueda, H. Takahashi, Y. Ohta, T. Matsushima and M. Iguchi
著書・論文名等/Volume change of the magma reservoir relating to the 2011 Kirishima Shinmoe-dake eruption – Charging, discharging and recharging process inferred from GPS measurements
掲載誌・発行所等/Earth, Planets and Space
発行年月/2013年
・日本測地学会
・日本地震学会
・日本火山学会
・America Geophysical Union