教授伊東 祐二
Yuji Ito
専門分野
皆さん、こんにちは。私の研究室では、抗体というヒトの免疫系に重要なタンパク質を使ったバイオ医薬品の研究をしています。理学科でなぜ医薬品?と思われる方も多いと思いますが、バイオ医薬品の開発には、生化学(化学の主要領域)に加え、生物学や物理化学の知識も必要です。この幅広い知識の上で成り立つバイオ医薬品の研究は、理学科のポリシー、「基礎を重んじながら、その応用を考える」と良くあっています。是非、バイオ医薬品開発に興味のある人は、進学を考えてみてください。お待ちしています。
伊東研究室ホームページへ 伊東祐二AMED公開シンポジウム講演風景私の研究室では、抗体とペプチドを用いた新しいバイオ医薬品の研究を行っています。具体的には、抗体医薬品に、ペプチドを介して、様々な機能性分子(ドラッグ)を付加できるCCAP法という技術を独自で開発し、これを使った革新的な抗体医薬品の開発を行うものです。例えば、ガンの診断に利用できるPETイメージング用抗体プローブや、ガン治療薬としての抗体薬物複合体、さらには、我々が開発した抗体を脳に移行させる技術AccumuBrainによるアルツハイマーなどの脳疾患治療薬の研究を行っています。
1)
区分/共著
著書・論文名等/Recent Chemical Approaches for Site‐specific Conjugation of Native Antibodies: Technologies toward Next Generation Antibody‐Drug Conjugates
掲載誌・発行所等/ChemBioChem
発行年月/2019年4月
2)
区分/共著
著書・論文名等/AJICAP: Affinity Peptide Mediated Regiodivergent Functionalization of Native Antibodies
掲載誌・発行所等/Angewandte Chemie International Edition
発行年月/2019年3月
3)
区分/共著
著書・論文名等/A new technology for increasing therapeutic protein levels in the brain over extended periods
掲載誌・発行所等/Plos One
発行年月/2019年4月
4)
区分/共著
著書・論文名等/Site-Specific Chemical Conjugation of Antibodies by Using Affinity Peptide for the Development of Therapeutic Antibody Format
掲載誌・発行所等/Bioconjugate Chemistry
発行年月/2019年1月
5)
区分/共著
著書・論文名等/親和性ペプチドを用いた部位特異的修飾法による抗体の高機能化技術
掲載誌・発行所等/実験医学
発行年月/2018年7月
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