メッセージ

ダイナミックな火山噴火の推移を現場で感じつつメカニズムを理解したい！予測したい！と研究を続けてきましたが，ついに，このたび（2023年10月）に富士山の麓から桜島の対岸に移ってきました．火山活動研究の第一線にある桜島をはじめとする活火山がひしめく鹿児島で，火山噴火という地球のダイナミックな営みを明らかにするため，「フィールドワーク」「推移」「多様性」「マグマ」などをキーワードに，唯一無二の研究を目指して進めています．興味を持ったみなさん，ぜひ一緒に研究しましょう！

担当講義

• 地学概論，火山地質学，火山地質学実験

研究内容

・火山の寿命と一生 火山には寿命があるようです（国内約50-100万年）．その間，一定の噴火が続くのではなく，活発化と休止を繰り返します．こうした火山の一生をきめる要因をマグマ供給源の時代変化に着目して解明します． ・火山噴火推移メカニズム 火山噴火は爆発（噴煙）と非爆発的噴火（溶岩流）に大別できますが，実態はもっと複雑．この要因理解には，①複雑さの実態と②素過程の解明が必須．噴火観測や堆積物調査で①を，さまざまな分析機器での噴出物解析により②を進め，噴火推移予測をめざします．

主な著書・論文など

区分　共著／嶋野岳人・下司信夫・小林哲夫 著書・論文名等／諏訪之瀬島火山地質図,火山地質図17 掲載誌・発行所等／産業技術総合研究所地質調査綜合センター 発行年月／2013 区分　共著／Taketo Shimano, Takeshi Nishimura, Nobuyuki Chiga, Yoshinobu Shibasaki, Masato Iguchi, Daisuke Miki, Akihiko Yokoo 著書・論文名等／Development of an automatic volcanic ash sampling apparatus for active volcanoes. 掲載誌・発行所等／BULLETIN OF VOLCANOLOGY. 75. 12 発行年月／2013 区分　共著／嶋野 岳人, 天野 恵佑, 安田 敦, 金子 隆之, 米田 穣, 藤井 敏嗣. 著書・論文名等／富士山南麓における新富士火山初期の火砕流堆積物の発見とその意義. 掲載誌・発行所等／火山. 58. 3. 427-441． 発行年月／2013 区分　共著／T Shimano, S Nakada 著書・論文名等／Vesiculation path of ascending magma in the 1983 and the 2000 eruptions of Miyakejima volcano, Japan. 掲載誌・発行所等／BULLETIN OF VOLCANOLOGY. 68. 6. 549-566 発行年月／2006 区分　共著／日本火山学会編（責任編集；中田節也・吉本充宏・嶋野岳人） 著書・論文名等／Q&A火山噴火127の疑問 掲載誌・発行所等／ブルーバックスシリーズ，講談社，256pp． 発行年月／2015

所属学会

・日本火山学会，日本鉱物科学会，日本地球惑星科学連合，国際火山学地球内部化学協会，米国地球物理学連合，米国鉱物学会

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